ごあいさつ
私たちは普段どれだけ自分の周りにある食について考えているでしょうか?昔は当たり前だったつくる人とたべる人のつながりは、経済や社会環境の変化によって急速に失われ、その影響が至るところに出ています。
人それぞれ置かれる環境や考え方は様々ですが、時代や環境を問わず例外なく共通する点がひとつあります。それは「私たちは食べなければ生きていけない。自分の身体は自分が食べたものでできている」ということです。
「食の劇場」では、つくり手である生産者や食材の魅力を最大限に引き出しながら、生産現場の声や農業という仕事がつくりだす風景とともに新鮮で安心できる農産物を消費者のもとへお届けし、劇場のように楽しくておいしい食卓づくりをお手伝いします。つくる人と食べる人のコミュニケーションを促し、失われつつあるつながりを再び取り戻すことで、持続可能な農業の確立と次世代につながる社会づくりを目指しています。